2025年03月13日

「ぎっくり背中」を知っていますか?

「ぎっくり背中」とは?

「ぎっくり背中」という言葉を聞いたことがありますか?

ぎっくり腰はよく知られていますが、実は背中にも同じような急な痛みが発生することがあり、テレビやネットでも報道されることが増えてきました。ぎっくり背中とは、急に背中に強い痛みが走り、動かすのが困難になる症状のことで肉離れの症状にも類似しています。

 

 「ぎっくり背中」の原因

ぎっくり背中の原因には、以下のようなものがあります。

  • 筋肉のこわばり:長時間の同じ姿勢や運動不足で筋肉が硬くなると、突然の動作で筋肉が傷つくことがあります。
  • 無理な動き:くしゃみや急な振り向き、重いものを持ち上げる際に発症することが多いです。
  • 姿勢の乱れ:デスクワークやスマホの長時間使用により、猫背や反り腰になることで背中に負担がかかります。
  • 冷えによる血行不良:寒い季節や冷房の効いた部屋で筋肉が冷えて硬くなると、ぎっくり背中が起こりやすくなります。

「ぎっくり背中」になったときの対処法

ぎっくり背中が起こった場合、無理に動かそうとせず、適切な処置をすることが大切です。

1. **安静にする**
– 痛みがひどい場合は、無理に動かさずに楽な姿勢をとりましょう。

2. **患部を冷やす**
– 痛みが出た直後は、アイスパックや冷たいタオルで10~15分ほど冷やすと炎症を抑えられます。

3. **温める(発症後1~2日経過後)**
– 痛みが落ち着いてきたら、蒸しタオルや入浴で温めると血行が良くなり回復が早まります。

4. **ストレッチは控える**
– 無理にストレッチをすると、かえって悪化することがあるため、痛みが強いうちは避けましょう。

 

鍼灸マッサージでできる「ぎっくり背中」のケア

鍼灸マッサージはぎっくり背中の痛みを和らげ、早期回復を助けることができます。

**痛みを和らげるツボ**
– **天宗(てんそう)**:肩甲骨の中央付近にあるツボで、背中の痛みを和らげます。
– **膈兪(かくゆ)**:背骨の両側にあるツボで、血行を促進し、筋肉の緊張をほぐします。

鍼灸マッサージの効果

– マッサージすることで筋肉の緊張を緩和し、痛みを軽減します。
– 鍼灸施術することで血行を改善し、回復を早めることができます。

 

「ぎっくり背中」を予防する方法

ぎっくり背中を防ぐためには、日頃のケアが重要です。

**正しい姿勢を意識する**
– デスクワークの際は、背筋を伸ばし、猫背にならないようにしましょう。

**適度に体を動かす**
– 長時間同じ姿勢を続けないようにし、こまめにストレッチを行いましょう。

**体を冷やさない**
– 冷房の風が直接当たらないようにし、寒い季節は背中を温める服装を心がけましょう。

**無理な動作を避ける**
– 急な動きや無理な姿勢で重いものを持ち上げるのは避けましょう。

まとめ

ぎっくり背中は突然の痛みで日常生活に支障をきたすことがありますが、適切なケアを行えば早く回復できます。また、鍼灸マッサージを活用することで痛みの緩和や再発予防が可能です。背中の痛みでお悩みの方は、お気軽にしみず鍼灸院レジリエンスまでご相談ください!